李時珍と阿朶の外伝に出てくる薬

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苹果公主(比女林檎)🍎(@Himexxxringo)様

よりお借りしました。

ありがとうございます。

    

李時珍と阿朶の外伝より李時珍

阿朶には阿朶の知識がある。

  

漏籃子 とは。

キンポウゲ科トリカブト属。

中国はトリカブトを古くから薬用に用いてきました。

昔は、ニンジンのような太い根を烏頭といい、

茎の根もとにある短い地下茎の部分からできるものを附子といって、

それぞれ薬の効き目がちがうとされました。

最近は、そのまま干した根を烏頭、加工した根を附子といっているようです。

そのトリカブトの塊根を附子(ぶし)と称して薬用にします。

または、塊根の子根を附子、「親」の部分は烏頭、

子根の付かない単体の塊根を天雄と称し、

それぞれ運用法が違うそうです。

毒性が強いため、そのまま生薬として用いることはほとんどなく、

修治と呼ばれる弱毒処理が行われます。

飢饉の時には水に晒して救済食にもなりました。

温めて寒さを分散させ、筋肉の成長を促し、膿を排出する効果があります。

主に赤痢、口唇ヘルペス、悪性潰瘍、疥癬、脾臓からくる下痢に効用があります。

また、強心作用や鎮痛作用があり、

牛車腎気及び桂枝加朮では、皮膚温上昇作用、末梢血管拡張作用により血液循環の改善に有効です。

塊根を乾燥させたものが漢方薬や毒として用いられ、

烏頭、または附子(生薬名は「ぶし」、毒に使う時には「ぶす」と呼ばれます。

  

トリカブトは世界最強とも言われる有毒植物で、葉も茎も花粉ですら毒を持っています。

アルカロイドのアコチニンが主な毒成分で、

それらを全草、特に根に含みます。

採集時期及び地域によって毒性が若干異なります。

トリカブトのなかまの根を食べてしまうと、

舌がしびれ、やがて全身がしびれて呼吸困難になり、

死に至ります。

蜜や花粉にも毒性があり、天然蜂蜜による中毒例も報告されています。

経皮吸収および粘膜吸収されるため、口に含んだり素手で触っただけでも中毒に至ることがあります。

    

虎掌(乕掌)

虎掌(乕掌)はウラシマソウのことだと思われるのですが、

烏頭のことをウラシマソウとしているものもあります。

ウラシマソウはサトイモ科テンナンショウ属で

塊茎を使います。

毒性はあるが救荒植物として飢饉の時には水に晒すなどして毒を抜いて食べました。

去痰、鎮痙薬として漢方処方に配合されます。

腫れ物、肩こり、リュウマチ、胸痛に湿布薬として外用されます。

虎掌は漢名からの誤用らしいです。

生薬としてはテンナンショウ(天南星)といいます。

  

http://www5f.biglobe.ne.jp/~homepagehide3/torituyakuyou/agyou/urasimasou.html

https://www.komazawa-k.org/aigo/procolu_no185/

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000077665.html

   

旋花(鼓子花)

ヒルガオ(ヒロハヒルガオ)

利尿、強精強壮、疲労回復、糖尿病、高血圧予防

に役立つとされます。

葉、花、茎、地下茎すべて食べられるそうです。

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