油紙
医療用の油紙。昔、保健室にはあったと思う。
油紙とは、紙の表面に薄く油を引いて乾燥させたものである。
素地となる紙の種類や引かれる油の種類によって、防水、耐水、防錆の用途で用いられる。
防水、耐水…和傘、合羽、荷造用の梱包資材、医療用(ガーゼの固定など)
防錆…釘の保存など金属製の小物が錆びることを防ぐ目的で用いられる。
江戸時代には促成栽培用の温室にも利用されていた。
以前は薬局でガーゼや脱脂綿と同じよう店頭にあった。
大きめのかすり傷などに使う。怪我をした部位を消毒してからガーゼ・脱脂綿を被せ、
さらにその上から油紙で覆ってサージカルテープで固定していた。
現在はあまり推奨されていないらしいので、大きな絆創膏を買ってください。
現在においては専門性の高い代替品の登場などにより、生産量が減少している。
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